米国の相互関税発表を受け金価格が過去最高に 原油価格は下落
(VOVWORLD) - 国際金価格は昨年、各国の中央銀行による大量購入やアジア地域での需要増加を背景に大きく上昇しており、今年に入ってからもすでに19%上昇しています。
2025年4月2日、ホワイトハウスのローズガーデンで関税に関する大統領令を掲げるアメリカのドナルド・トランプ大統領(写真:Reuters) |
アメリカのトランプ大統領が世界各国を対象に相互関税を発表したことを受け、国際市場では安全資産とされる金の価格が過去最高値を更新しました。一方、世界経済の混乱による需要減少が懸念され、国際原油価格は下落しました。
ブルームバーグ通信やロイター通信などによりますと、トランプ大統領が現地時間の2日に相互関税を発表した後、ニューヨーク商品取引所では金の現物価格が0.6%上昇し、1オンスあたり3129.46ドルを記録しました。アメリカのの金先物も0.6%上昇し、3166.20ドルで取引を終えました。金価格は一時、取引中に1%ほど上昇し、過去最高値を更新しました。投資家の間では、世界経済への不安が高まる中で金を安全な避難先とみなす動きが強まっているとみられます。
国際金価格は昨年、各国の中央銀行による大量購入やアジア地域での需要増加を背景に大きく上昇しており、今年に入ってからもすでに19%上昇しています。
一方、国際原油価格は、相互関税による世界経済の混乱が需要の減少につながるとの見方から下落しました。アメリカ時間の2日午後4時59分時点で、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物は1バレルあたり70.73ドルとなりました。
なお、カナダとメキシコからの原油については、アメリカ・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に基づき相互関税の対象外とされており、輸入業者や消費者の懸念を一定程度和らげた形となっています。(中央日報)